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【遠藤イヅル・イラストエッセイ】Vol.10 ジャガーXJ-S

実用車や商用車に興奮する困った嗜好を持つ(!?)イラストレーター/ライターの遠藤イヅルがお送りする「ちょっと古いクルマ」の毎週金曜日の連載イラストエッセイ、「ヤングタイマーもやっと列伝」。第10回は「ジャガーXJ-S」です!

こんにちは。ちょっと古くて懐かしい「ヤングタイマー」なクルマたちをイラストとともにお届けするこのコーナー、第10回は「ジャガーXJ-S」をお送りいたします。

1960年代ジャガーを代表するジャガーEタイプの後継車として、1975年に登場したのがジャガーXJ-Sです。Eタイプはどちらかというと高級スポーツカーでしたが、XJ−Sは、ライバルをルセデス・ベンツのSLCなどとする「高級パーソナルクーペ」という趣が強いクルマとなりました。

その車名が示すとおりベースはジャガーXJ(初代)で、ホイールベースを短縮した上に、Eタイプのデザイナー、マルコム・セイヤーが遺したデザインをもとにしたボディを載せています。4.9mに達しそうな全長に対しわずか1260mmしかない車高と長いノーズによる個性あるフォルム、リヤトランク脇の左右のフィンや三角形のテールライト、楕円形のヘッドライトなどの独特のデザインが特徴です。

エンジンは当初XJのV12モデルやEタイプ・シリーズ3と共通の5.3リッターV12 SOHCエンジンを搭載。燃料供給はキャブレター(4個!)からボッシュDジェトロへと変更されていました。1981年にはHE(High Efficiency)と呼ばれる高性能かつ低燃費のエンジンへと変更されたほか、3.6リッター直6DOHCエンジンが1983年に追加されています。

そして1991年、XJ-Sは発売15年目にマイナーチェンジを行ないました。マイチェンといってもボディパネルの4割近くが刷新されており、とくにテールのデザインは大きく変更され、横に広がった濃い目のスモークレンズによって当時のXJ(XJ40)のイメージを取り入れました。この際3.6リッターエンジンを4リッターに拡大しています。1988年に追加されたコンバーチブルも、マイナーチェンジ後を受けてクーペと同様のリデザインを受けています。

XJ−Sには、往年のレースファンには懐かしいTWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)が手がけた「XJR-S」というスポーティ版があります。迫力あるフルエアロを纏っているほかV12エンジンは5.3リッター版では291ps、1989年以降の6リッター版では実に318psを発生しました。マイナーチェンジ後のリスタイル版も存在し、エンジンはついに333psまでパワーアップされました。

ところでイギリスと言えば「シューティングブレーク」が大好きなお国柄。さまざまな車種にシューティングブレークが存在しているのですが、高級クーペであるXJ-Sがその対象にならないはずがなく、リンクスやドイツのアーデンがXJ-Sを改造して2ドアワゴン版を発売していました。日本でも今なお、たまーに見かけることがあります。

そうそう、これってほとんど知られていないのですが、XJ-Sってマイナーチェンジしたときに車名が「XJS」になっているんですよ! ということで、また来週~!

(イラスト&文・遠藤イヅル|次回は2014年11月14日更新予定)

●遠藤イヅル|公式facebook
http://www.facebook.com/endoizuru

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