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2014年11月21日

【映画】被災地で診療所を営む医師夫婦の物語

不定期でお送りしているホビダスオート映画紹介。今回は「救いたい」をご紹介する。

テレビでも取り上げられるスーパー医師、その多くは外科医だ。しかし外科医の傍らにはいつも優秀な麻酔科医の存在がある。術中の患者を麻酔によって痛みから守り、無抵抗な患者に代わりその身体を見守る、麻酔科医とは誰よりも痛みに寄り添う人である。

本作は実在するひとりの麻酔科医の目を通じて描いた、心の痛みと闘う人々の物語。

川島隆子(鈴木京香)は仙台医療センターで麻酔科医長を務める医師。同じ医師である夫の貞一(三浦友和)は2011年の震災以来、開業していた仙台市内の医院を休診し被災地での地域医療に従事している。

ふたりの周りには震災の痛みを乗り越え前に進もうとしている人々が集う。津波で夫を失った診療所の看護師、美奈(中越典子)、たったひとりの肉親だった父親を亡くした隆子の部下、純子(貫地谷しほり)。壊滅した水産工場を息子とふたりで立て直した貞一の友人である義行(津川雅彦)もそのひとり。誰もが笑顔を作りながらも、その胸の内はやりきれない想いで一杯だった。

或る日、義行とその仲間の会合に呼ばれた貞一と隆子。そこで義行は震災以来取りやめていた祭りの復活を語り始める。ぶつけようのない心の痛みに耐え忍ぶ人たちが1日も早くあの頃の暮らしに戻れるようにと――。

メガホンを取ったのは、人間味溢れた作風で定評のある神山征二郎監督。今もこの国の片隅で懸命に生きる人たちの姿を、多くのエキストラを交え実際の医療現場や仮設住宅を舞台にリアルに描いている。

誰もが抱える心の痛み。人間として、医師として、人を救うことを使命にしている夫婦と、それでも生きなければいけない逞しく心優しい人たちの姿にエールを送らずにはいられない、そんな1本だ。

(文・齊藤敦子)

●公開:2014年11月22日(土)より全国ロードショー
●出演:鈴木京香/三浦友和/貫地谷しほり/渡辺 大/中越典子/藤村志保/津川雅彦/他
●監督:神山征二郎
●脚本:吉田 求
●主題歌:小田和正
●配給:AMGエンタテインメント
●本編:110分

●救いたい|公式サイト
http://sukuitai-movie.jp/

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