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【遠藤イヅル・イラストエッセイ】Vol.20プジョー505

実用車や商用車に興奮する困った嗜好を持つ(!?)イラストレーター/ライターの遠藤イヅルがお送りする「ちょっと古いクルマ」の毎週金曜日の連載イラストエッセイ、「ヤングタイマーもやっと列伝」。第20回は、「プジョー505」です!

こんにちは。ちょっと古くて懐かしい「ヤングタイマー」なクルマたちをイラストとともにお届けするこのコーナーもついに第20回。いつもご覧頂いてありがとうございます! 記念すべき? 第20回は「プジョー505」をお送りいたします。

前衛的、エキセントリックなデザインなど「変わっていること」が特徴のイメージが強いフランス車ですが、205が登場するまでのプジョーは、実直で奇をてらわない地味目な実用車を、あまりモデルチェンジもせずにずっと作り続ける堅実で保守的なメーカーでした。シトロエンとルノーが早い段階で前輪駆動、そしてスタイルはほぼハッチバックへ移行したのに対し、プジョーは後輪駆動をずっと作り続け、ボディもセダンが主だったほどです。

ですが作っていたセダンたちは、突出した性能は無いながらも、極めて実用性が高く、知性あふれ機知にとんだ、過不足の無い素晴らしい実用車ばかりでした。美しいデザインと適切なボディサイズを持ち、運転がしやすく、シートの座り心地、乗り心地も良く、室内は広く、荷物もたくさん積め、堅牢な車体を持ち、整備生が高く、エンジンもボディも耐久性が高かったのです。

そんなプジョーのセダンを代表する504の後継として、1979年に登場したのが505です。ひとつのモデルを確実に熟成して、その多くを次期モデルに継ぐというプジョーの堅実なクルマづくりは505でも行なわれましたので、多くのコンポーネンツを504から引き継ぎました。それはすなわち、505も、優れた実用車という504の美徳を受け継いだ事になります。

当初エンジンは2リッター/OHV、2.3リッター/ディーゼル、PRV製の2リッター/SOHCが用意されましたが、後にターボディーゼルを追加、2リッター/SOHCエンジンを2.2リッターへ拡大するなどバリエーションを拡充、その後、604が生産中止となったことを受け505にもPRV製2.8リッターV6が搭載され、505は一時期でしたがプジョーの旗艦となりました。後継の605は前輪駆動になりましたので、505がプジョー乗用車最後の後輪駆動となっています。

日本には当初、西武自販によってTI/STIというグレードが導入されていました。本国の同グレードと異なり日本仕様は排気ガス対策用に北米仕様の2リッター/OHVをベースにしていましたが、途中から限りなく欧州仕様に近い2.2リッター/SOHCを搭載したGTIへと変更され、1987年の大規模なマイナーチェンジ後はGTIとV6が輸入されました。505にはワゴンボディのブレーク/ファミリアールもありましたが、こちらはサードシートつき8人乗りの北米仕様「SW8」が少数、並行で日本に上陸しています。

ところで1982年にはプジョー初のガソリンターボ、「ターボ・インジェクション」が追加されているのですが、この直4SOHCは「2156cc」で、旧クライスラー系のエンジンでした。一方、505のメインエンジンでもあったPRV製の2.2リッター直4は「2165cc」なのです。ややこしや~。ということで、また来週~!

(イラスト&文・遠藤イヅル|次回は2015年1月30日更新予定)

●遠藤イヅル|公式facebook
http://www.facebook.com/endoizuru

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