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【遠藤イヅル・イラストエッセイ】Vol.26アルファロメオ75

実用車や商用車に興奮する困った嗜好を持つ(!?)イラストレーター/ライターの遠藤イヅルがお送りする「ちょっと古いクルマ」の毎週金曜日の連載イラストエッセイ、「ヤングタイマーもやっと列伝」。第26回は、「アルファロメオ75」です!

こんにちは。ちょっと古くて懐かしい「ヤングタイマー」なクルマたちをイラストとともにお届けするこのコーナー、第26回は「アルファロメオ75」をお送りいたします。

アルフェッタの後継車として1985年に登場した75は、前述の通り最後の後輪駆動アルファロメオであるという点と、素晴らしいハンドリング、そして奇妙なのに美しくもある個性的なエクステリアによって、現在もなお人気を誇る一台ですね。なお、車名の75は1985年が設立75周年だったことから来ています。

基本設計をアルフェッタから引き継いだ75は、デフ直前にトランスミッションを置くトランスアクスル、リヤサスにド・ディオンアクスル、リヤブレーキはそのミッションを挟むように設置されたインボード式という贅沢な設計をそのまま採用。ホイールベースも2510mmで変わっていません。その結果、前後重量配分を理想とされる50:50に近づける事が出来ただけなく、ミッションが無くなったことによりキャビンスペースが前進、後輪駆動セダンとは思えない広い室内も実現していました。

ボディ後半でキックアップする高いトランクを持つデザインはアルファロメオ・チェントロスティーレ(デザインセンター)のエルマンノ・クレッソーニによるもの。強烈な印象を残すこのデザインはたしかに個性的ですが、キャビンのサイズ、各部のデザインのバランスなどはとても高い水準でまとめられているのは、さすがにアルファロメオ、そしてイタリア車だと思います。

75はエクステリアもさることながら、箱を積み上げたようなダッシュボード、一般的なレバーではなくコの字型のサイドブレーキレバー、なぜかルームミラーの上部に設置されたパワーウインドウなど、なかなかクセのあるインテリアを持っていましたのも面白いポイントでした。

日本向け正規輸入車の仕様は、1気筒あたり2本のプラグを備え可変バルブタイミング機構も持つ8バルブDOHCエンジンを搭載する「2.0 TWIN SPARK(2.0TS)」と、北米仕様の外観が特徴で、アルファ6(セイ)の2.5リッターV6エンジンを積んだ「ミラノ2.5 V6」の2種類。前者には5MT、後者は3ATが組み合わされていました。

75は本国では上記の他にも1960年代のジュリア系からずっと使い続けられて来た1.6リッター/1.8リッター(1779cc......そう、「1750」のエンジン!)のDOHC、1.8リッターターボ、3リッターV6、VM社製2リッターターボディーゼルなどバリエーション豊かでしたが、中でも突出していたのがグループAのホモロゲーション取得用に用意された「ターボ・エヴォルツィオーネ」です。75は2500cc以下のクラス2とした(排気量によって最低重量が決まっていた)ため、ため、ターボ係数1.4を掛けてもそれを越えない1761ccという独特の排気量となっていました。

そうそう、斬新なデザインの75ですが、実は前後ドアがジュリエッタ(トランスアクスル採用の2代目)の流用なんですよ......えー!! ということで、また来週~!

(イラスト&文・遠藤イヅル|次回は2015年3月13日更新予定)

●遠藤イヅル|公式facebook
http://www.facebook.com/endoizuru

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