趣味の総合出版社、ネコ・パブリッシングが運営する、新着ニュース、最新モデル試乗記、人気ブログからガレージまで、自動車趣味を楽しむ人へ向けた総合ニュースサイト!

ホビダス総合トップへ

【遠藤イヅル・イラストエッセイ】Vol.29オペル・マンタ/カリブラ

実用車や商用車に興奮する困った嗜好を持つ(!?)イラストレーター/ライターの遠藤イヅルがお送りする「ちょっと古いクルマ」の毎週金曜日の連載イラストエッセイ、「ヤングタイマーもやっと列伝」。月末恒例マニアック回となる第29回は、「オペル・マンタ/カリブラ」です!

こんにちは。ちょっと古くて懐かしい「ヤングタイマー」なクルマたちをイラストとともにお届けしていますこのコーナー、月末は恒例の「そういえばこんな正規輸入車あったね」の回です。第29回は「オペル・マンタ/カリブラ」をお送りいたします。

オペルのクルマは現在日本では正規輸入のチャンネルがなく、とても残念。でも古い歴史を持つオペルは日本への輸入開始もまた古く、1950年代からすでに東邦モーターズがそれを行なっていました。近年ではいすゞやヤナセが輸入権を持っていた事は記憶に新しいです。なお東邦モーターズは現在も盛業中ですが、ディーラー業は撤退しています。

そんなオペル、欧州のほかのメーカーと同様、クーペも常に用意する会社でした。中でも1970年に登場した「マンタ」は、欧州フォード・カプリが作ったスペシャリティカーの市場に投入されたクーペです。1975年に2代目(マンタB)となり、幾度かの小変更を経て13年間の長きにわたり生産されました。マンタは初代(マンタA)、マンタBともに日本にも正規で輸入されており、後者は1983年から高性能仕様のGT/Eと上級仕様のベルリネッタがラインナップされていました。当初高性能版GT/Eは専用チューンで105psを発生した1.9リッターSOHCエンジンを搭載していましたが、1977年以降は2リッター/110psの新ユニットに換装されています。

日本には正規で入りませんでしたが、マンタといえばグループBというイメージもあります。グループ4時代のアスコナ400を継いだマンタ400 iは、アスコナゆずりでコスワースチューンの2.4リッターDOHC19バルブユニット(144ps)を積み、足まわりをイルムシャーが担当していました。

そしてマンタの後継が1989年に登場の「カリブラ」です。ベクトラをベースにしたスペシャリティクーペで、CD値0.26という驚異的な数値を持つ空力ボディが特長でした。それでいて室内は2+2として充分な容積を誇り、実用クーペとしての性格もしっかり持っています。日本には遅れて1994年から輸入が開始され、2リッターDOHC/FF/ATの「16V」と、本国では1992年に追加された、ゲトラグ製6速ミッションとKKK製インタークーラー式ターボチャージャーによって204psを誇る2リッターターボエンジンを搭載しビスカスカップリング式で4輪を駆動する「ターボ」の2グレードが展開されました。

カリブラはDTM(ドイツツーリングカー選手権)でも名門ヨーストの運営とウイリアムズの開発強力などもあってメルセデス・ベンツ190E2.5-16やBMW M3、アルファロメオ155TIなどと伍して活躍し、1996年にはシリーズチャンピオンを獲得しています。

そういえばカリブラが1997年になくなったあとは? とふと思うことありますよね? ないですか(笑)。後を継いだのは、セグメントがひとつ下で、ベルトーネが手がけたアストラ・クーペが相当します。これは意外。ということで、また来週~!

(イラスト&文・遠藤イヅル|次回は2015年4月3日更新予定)

●遠藤イヅル|公式facebook
http://www.facebook.com/endoizuru

自動車&ガレージグッズ趣味人が選びたいカー用品が満載!
カー・マガジン 最新記事
コラム 最新記事
輸入車 最新記事
遠藤イヅル 最新記事

検索