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カッコだけじゃなかったシトロエンC4カクタス!~森口将之

マジでこのまま出ちゃったんだ。

オランダの首都アムステルダムで行なわれた「シトロエンC4カクタス」の国際試乗会。昨年秋のフランクフルト・ショーに展示され話題をさらったコンセプトカーほぼそのままの姿が、目の前にズラッと並んでいる事実にまず衝撃を受けた。

なかでも興味を惹いたのはやっぱり、ボディサイドに貼り付けた板チョコのような「エアバンプ」。おそるおそる指を触れると、フコッと凹んだ。柔らかい! クルマのボディでこんな感触、他にあったっけ? 隣りのクルマのドアやショッピングカートなど、外的衝撃からボディを守るという機能もうれしいけれど、それ以前にシトロエンらしいソフトタッチにニンマリ。

このエアバンプとボディパネルが織り成す2トーンがまたトレビア~ン。イメージカラーのイエロー&ブラックはむしろオードソックスなほうで、ブラウンボディにベージュのバンプはチョコレートケーキを思わせる。その一方でグレーの濃淡に赤いドアミラーという精悍なコーディネイトもあって、色だけでも見ていて飽きない。

他にも薄目がちのヘッドランプ、フローティングしたルーフレールなど、エクステリアで語りたい部分はたくさんあるのだが、涙を呑んで?インテリアへ。身長170cmの僕なら前後に楽に座れるキャビンもまた、とことんデザインコンシャスだった。メーターは四角い液晶パネルだし、シートは前席までベンチタイプで、ETGと呼ばれるトランスミッションはボタン操作だ。おまけに前席の座り心地はふっかり。

毎日どんな生活を送ればこういう造形や色彩が考えつくのか、じっくり問い詰めたくなってしまうほど。でもC4カクタス、カッコだけじゃなかった。走りも正真正銘のシトロエンだった。

それを実現したのが、ベースグレードではなんとC4より200kg軽く1tを切るという超軽量ボディ。高張力鋼板やアルミの使用はもちろん、C4を名乗りながらプラットフォームはC3のストレッチ版とし、リヤドアの窓は外開きとして、後席の左右分割を止めるなど涙ぐましい努力のおかげだ。

今回乗ったのは1.2リッター3気筒ガソリンターボと1.6リッター4気筒ディーゼルターボ。なにせ軽いから5速MTを組み合わせたガソリンでも十分な加速。より強力なディーゼルは1kmあたりのCO2排出量が82gという圧倒的なエコ性能を誇る。

でもこれまで乗った多くのシトロエンがそうであるように、パワートレインは脇役だった。なんなんだこのまろやかさは。C3のソフトライドに、2595mmのロングホイールベースによるゆったり感を加えたようなフィーリング。高速道路でフワ~ンとうねりを吸収する様子は、ハイドロニューマティックのBXを思わせる。涙が出そう。

現時点で導入は未定とのことだが、こうなったらインポーターにカクタス推しのファンレター出すしかないでしょ。発売すればルノー・カングーと人気仏車の座を争うのは間違いなし。乞上陸!

(文・森口将之)

●シトロエン|日本
http://www.citroen.jp/

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