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NXに見た、レクサスの進むべき道!~森口将之

「ゴルゴ13の目だけ切り抜いてデザイナーに渡したりしました。こういう顔にしてほしいという思いを伝えたかったので」

レクサスNXの試乗会場で聞いた、商品企画の方の言葉にうなずいた。たしかにこの目つきは凄い。細いだけでなく、中にL型LEDが3つずつ入っていてジュエリー風。サイドに回ればフェンダーやサイドシルの大胆な面使いに目を奪われ、リヤに回ると手を切りそうなほど尖ったL字型リヤコンビランプに圧倒される。

断崖絶壁風センターコンソールが印象的なインテリアを含めて、古典的な自動車らしさをアピールするヨーロッパのライバル、つまりBMW X3やアウディQ5などが好きな人は、このカタチは無理かも。でも僕はジャパニメーションの匂いを感じて、日本らしいと好感を抱いた。

それでいてシートは前後ともほっこりした座り心地で癒されるし、リヤゲート開閉のみならず後席折り畳みまで電動だったり、もうひとつの日本らしさ、おもてなしもしっかり押さえてあって、来年で日本発売10周年のレクサス、ジャパニーズプレミアムの進むべき道を探し当てたようだ。

観光客ひしめく軽井沢での試乗会で、まず乗ったのは新開発2リッター4気筒ターボを積む200tのFスポーツ。AWDだったので車重は1800kgに達するが、175ps/35.7kgmとトルクは3.5リッター級なので加速は文句なし。それ以上に巡航時の静かさや回したときの快音など、これまでの4気筒レクサスとは別次元の上質感に感心した。

トランスミッションをCVTにしなかったことにもマル。ターボエンジンのトルクにCVTが耐えられないためだそうだが、結果的に心地良い吹け上がりを体感できる。新開発なのにドイツのライバルに匹敵するレベルに仕上げてくるんだから、やっぱりトヨタは凄い会社なのだ。

乗り心地は、固いボディにストロークのあるサスペンションを組み合わせていることが実感できる。足がよく動いていて、固めながら突き上げをうまく抑え込んでくれる。コーナーでは背の高さや重さを感じさせずスルッと曲がっていくけれど、ここでも足がストロークして路面をグリップしていることが伝わってくる。だからリラックスしてペースを上げていける。

その後乗ったハイブリッド(HV)の300hバージョンLも、4気筒エンジンはIS300hと基本が同じとは思えないほどスムーズに回り、速度の上がり方も他のレクサスHVより自然になっていたけれど、足はかなり快適志向。ゴルゴ目に惹かれてNX買うならFスポーツ一択で間違いない。

(文・森口将之|写真・山本佳吾)

*写真はすべて300h Fスポーツ

●レクサス
http://lexus.jp/

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