趣味の総合出版社、ネコ・パブリッシングが運営する、新着ニュース、最新モデル試乗記、人気ブログからガレージまで、自動車趣味を楽しむ人へ向けた総合ニュースサイト!

ホビダス総合トップへ

【COTY2014-2015回顧3】全国1万3000人以上がBMW i3に期待!

ホビダスオート年末年始特別企画として、「日本カー・オブ・ザ・イヤー2014-2015」の受賞車に関する試乗記を再掲載。ここではイノベーション部門賞を受賞した「BMW i3」をご紹介する。

乗る前に「速いですよ」と広報の方に言われたのだが、確かにその通りだった。まさに電気自動車(EV)らしく、ウルトラスムーズな加速。機械としての完成度の高さに由来するのだろうか、その速さの「質」もこれまで乗ったどんなEVよりも高かった。しかし巷で言われているとおり、クリープがなく回生ブレーキの強い乗り味は違和感を覚える部分で、同乗者はクルマ酔いするかもしれない。ちなみに三菱アウトランダーPHEVのように回生の強さを調整できるかといえばそうでもなく、これは好みが分かれる部分となるだろう。

ステアリングを握ったまま右手で操作できるシフトノブは、過去イチの使いやすさ。疑似的にシフトチェンジができるパドルが付くと、もっと面白いかもしれない。タブレットのモニターをふたつ用意しただけにも見えるシンプルな画面は、長年BMWがiドライブを熟成してきた結果、これまた見やすく使いやすく、素晴らしい仕上がりだった。

今回は街乗り+高速道路だったが、タウンスピードでも高速でも流れに乗るどころか、それ以上にかなりキビキビと速く走ることができた。リヤエンジン+モーター&リヤ駆動、そしてフロア下に位置するリチウム電池というレイアウトの恩恵は、クルマのバランスのよさに繋がっている。高速でそんなシームレスな加速と乗り心地を味わっていると、まるで新幹線のように感じた。それを楽しいと感じるか、退屈と感じるか、これも好みの分かれる部分だが、少なくともBMWの経験と技術を最大限投入し、EV=退屈というキーワードを除外するための最大限の努力は、随所に感じることができた。なおこれまた巷で言われる足の硬さは、車高を1550mmに抑えるため日本オリジナル(!)のショートストロークサス&ショートアンテナを導入したという事実を聞けば、許容すべきだろう。

今までと違うロジックでデザインされたボディは新しさに溢れ、進化という部分に関して劇的な何かを感じさせない昨今の自動車業界にあって、その新しさだけで購入意欲を沸かせてくれるものだ。これがスタートで、熟成してもっと完成度が上がるというのであれば、その未来には大いに期待できるというもの。

聞けば取材時点で、全国のiを扱う全国46ヵ所のディーラーに集まっている試乗希望者の数は何と1万3000人(!)で、その7割はBMW以外のオーナーだという。この数字こそ期待値の高さであり、市場が新しいものに飢えている証拠であろう。

(文&写真・平井大介|2014年4月22日掲載)

●BMW|日本
http://www.bmw.co.jp/
●日本カー・オブ・ザ・イヤー
http://www.jcoty.org/

自動車&ガレージグッズ趣味人が選びたいカー用品が満載!
BMW 最新記事
カー・マガジン 最新記事
編集部 最新記事
試乗記 最新記事
輸入車 最新記事

検索