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新型ロードスターは期待以上の秀逸なフットワーク!~河村康彦

初代モデルが「ユーノス・ロードスター」の名でデビューをしてから早くも四半世紀。そして今、恐らくは「ND型」と呼ばれる次期4代目モデルのローンチが、いよいよカウントダウン寸前だ。

目の前に用意されたそんな新型のプロトタイプは、「歴代最小の全長」という言葉とは裏腹に、スラリと長く、思いのほか立派なプロポーションの持ち主。どうやらそうした雰囲気の秘密は、フロントエンドの低さや後退したキャビン位置、オーバーハングの視覚的な短さなどにあるらしい。リヤの絞込みが終わった場所に位置するブレーキランプは、「法規で許される最も内側」にあたるという。新型のボディの四隅は、極端なまでに絞り込まれているのだ。

一見無用とも思えるサイドの小さな三角窓や、スポーツカー用アイテムとしては上体部分の張り出しが控えめなシートの造形などに質問を投げ掛けると、「オープン走行時の整流効果」や「着座状態でのマニュアルルーフ操作性向上のため」などと、ひとつひとつに理由があると開発陣からの即答。さすがは、25年に渡って継続されてきた、マツダのオープンカーづくりの賜物が詰まってもいる。

ドライバーズシートへと腰を降ろすと、高いセンターコンソールやそこから生えた短いシフトレバーがなかなかに「気分」だ。ステアリングホイール上に多数のスイッチが並ぶのは個人的には好みではないが、昨今流行のタッチ式ディスプレイなどを無闇に採用しなかったのは好印象。なるほど、着座状態でルーフを無理なく開閉可能なのも、歴代モデルでのノウハウが生きているに違いない。それを閉じても開いてもなかなか優れたミラー視界が確保される点も含め、あらゆる方向への視界が優れていることは、まずはこの種のモデルにとっては「何よりのプレゼント」であると実感した。

エンジンに火を入れると、嬉しいことに耳へと届けられるサウンドが、予想を上回る「好音色」。クラッチミートを終えないと表示をされないシフトインジケーターは正直「役立たず」だが、MTのシフトフィールはゴキゲンそのものだ。

1.5リッターのスカイアクティブGと推測されるエンジンと、1トンそこそこと目される車両重量による加速のポテンシャルは、「激早ではないが快速」という程度。エンジントルクの反転時など、駆動系の剛性感をもう少しアップして欲しいと思わせるシーンもあったが、現状パワーならばそれは大きな文句には至らない。

そして、何よりも人車一体を実感させるハンドリングを、期待以上のしなやかさとバランスさせたフットワークが秀逸だった。

嗚呼、久々にまたロードスターが欲しくなってしまうではないか!

(文・河村康彦)

●マツダ
http://www.mazda.co.jp/

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