


ポルシェの歴史といえば、それは911の歴史にも等しい。スポーツカーの概念を変え、実用的な中にもマニアを唸らせる数々のスポーツカーをリリースし続けたポルシェは、ドイツのクラフトマンシップあふれる製品の代名詞ともなり、全世界で認められている。ここではスポーツカーの歴史に燦然と輝く911誕生から現在に至るまで、そのラインナップを追ってみよう。

RRスタイルの356の後継として1963年のフランクフルト・ショーでベールを脱いだ911。ポルシェ初のフラット6ユニットを採用し、先進的なモノコックボディを得ていた。

911のボディを軽量化し、2.7Lのフラット6を搭載したグループ4ホモロゲモデル。通称ナナサンカレラのネーミングは911乗りの憧れ。ナローボディの最終年次版でもある。
アメリカ市場向けとして、大きな前後バンパーを採用した911の2世代目。翌1975年には、高性能モデルの代名詞たる911ターボもデビュー。260psという当時最高峰のパワーを誇った。
ポルシェ911(タイプ930)の物件エンジン排気量を3.2Lに拡大し、215psのパワーを得た911。それまで同様クーペ、タルガ、カブリオレの3ボディラインナップ。ターボルックの追加もこの年からスタートした。
ポルシェ911(タイプ930)の物件
グルッペB(コンセプトカー)の市販モデルともいえるのがこの959。一部水冷化されたツインターボのフラット6やフルタイム4WDを、市販ポルシェで初めて採用したエポックなモデル。
ドア以外ほぼすべてのボディを造り直したフルモデルチェンジを行なった3代目が、コードネーム964と呼ばれる911シリーズ。RRの2WDとリヤエンジンの4WDをラインナップした。
ポルシェ911ターボ(タイプ964)の物件989年以降、一時途絶えていた911ターボが、964ボディで復活した。最高出力330ps、最大トルク45.9kgmの絶大なるパワーを得て、最高速度は270km/hと発表されている。
ポルシェ911ターボ(タイプ964)の物件ボディとリヤサスペンションを大幅に改良した最後の空冷エンジン搭載車が、この993のコードネームで呼ばれるモデル。ひとまわり拡大されたボディは空力特性も大幅に向上。
ポルシェ911(タイプ993)の物件これまでRRだった911のターボモデルに4WDシステムを採用したのが、993。最高速度は290km/hに。1996年にはより高性能なRRのターボ、GT2も登場。GT2は430psを発揮していた。
ポルシェ911ターボ(タイプ993)の物件911のアイデンティティを踏襲しながらすべてを新開発。インテリアもこれまでの水平基調から立体的な造形に変更。エンジンは911初となる水冷化を果たした3.4Lフラット6。
ポルシェ911(タイプ996)の物件オーバー300km/hとなる最高速度305km/hを誇る3.6Lツインターボエンジンを搭載した911ターボがラインナップに加わった。セラミックコンポジットブレーキも、ターボのみに設定。
ポルシェ911ターボ(タイプ996)の物件カレラ・シリーズのヘッドライトをターボモデル同様に変更。全ラインナップでマイナーチェンジを行なった。ガラスルーフとリヤハッチを備えたタルガも追加設定された。
ポルシェ911(タイプ996)の物件
V10エンジンをミッドに搭載したポルシェのフラッグシップモデルがこのカレラGT。カーボンモノコックタブのシャシーを採用。V10エンジンは612psを発生し、最高速度は330km/hに。
タイプ996をベースにフルモデルチェンジした進化版がこの997。それまでの異型ヘッドライトを伝統の丸形に戻すなど、空冷時代へのデザイン的回帰も見ることができる。
ポルシェ911(タイプ997)の物件
996ターボから比べること60psアップのフラット6ツインターボユニットは480psで、0→100km/hはなんと3.7秒とカレラGTのデータを上回る。最速の市販ポルシェが誕生した。
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